好きは好きだけじゃ好きじゃないんだと思う
好きってなんでしょうね?
僕は、「サマーウォーズ」という映画が好きなんです。
好きすぎるので、とても細かいポイントまで見てしまいます。
そうすると、みんなが気づかない矛盾点や、そりゃねぇだろという嫌なポイントにも気がついていしまいます。
でも、それを引き算しても好きなんです。
というか、そのマイナスポイントも「そういうもんだから」と受け入れています。
しかし、ネットでサマーウォーズ批判をしている人の意見を見ると、僕も気がついてる矛盾点やそりゃねぇだろというポイントを、鬼の首を取ったようにさらしてきます。
さて、今回のブログのポイントです。
同じ欠点がどう見えるか?
好きってどういうことなのかを掘り下げていきます。
よかったら、目次だけでも読んでいってください。
ぼくの好きなものは、あなたにはどう見えるの?
僕はサマーウォーズは1回目から好きでした。
始めてみたのは、時をかける少女を見たあとに、偶然ANIMAXでやっていたのを見ただけです。
なんの前情報もなかったので、ナヨナヨした主人公がメッチャカワイイヒロインと、実家に行くってだけのメロドラマだと思ってました。
しかし、田舎とはかけ離れた、オズという今で言うアカウント連携が描かれていて驚きでした。
なんせ、ミクシィしかない時代でしたからね。
途中でおばあちゃん死ぬはてんやわんやです。
でね、インターネットでサマーウォーズを検索すると「嫌い」とか「矛盾」とか出てくるんですよ。
あの映画の嫌いという人には、僕が好きなものがどのように映っているのか知りたくなりました。
嫌いな点を調べてみた
別に映画なんて好き嫌いがあるので、絶対に好きになってほしいわけではありません。
僕だってキングダムや進撃の巨人が嫌いです。
なぜなら、たくさん人が死ぬからです
内容がどうこうじゃなくて、そういう映画見ると僕は感情が引っ張られるから観ないようにしてるんです。
さて、本題ですが僕が好きなものって、他人からどう見られてるのかって興味深いです。
好きでも嫌いでもないとか、「好きだけど別にそこまで好きなわけじゃない」というのはよくわかります。
でも、明確に嫌いって結構すごくないですか?
で、調べてみたんですよ。
そうしたら、
「あの田舎の悪いところが表現されてて嫌い」
「家族が全員公務員なのが気持ち悪い」
「おばあちゃんが嫌い」
「夏希が自由すぎる」
というものです。
全員公務員だから嫌いって…
考えもしなかったことです。
たしかに、理一さんは自衛隊で、頼彦、邦彦、勝彦は、救急隊、消防隊、レスキューです。
そして、翔太にぃは警察官です。
かなり、立派な一家です。
ストーリーや、キャラクターが嫌いなわけじゃなくて、設定が嫌いということです。
確かに僕たち40代は「就職氷河期」と言われていて、仕事はなく景気は悪く、働き方改革前でブラック企業ばかりの時代を生きました。
当時は「公務員」というのは、めちゃくちゃステータスが高かったです。
彼氏が公務員だったらマウント取れるレベルです。
どうやら、そのトラウマがサマーウォーズをみて
こいつら、家族全員公務員だ!!嫌い!!
になっているようです。
他にも、おばあちゃんが関係各所に電話をしまくるシーンがあります。
あんたならできる!
あんたならできる!
あきらめないことが重要なんだよ!
と、鼓舞するシーンです。
あのシーンについても
上級国民に電話しまくってるのがムカつく
だそうです。
ただ、勤務中の孫の職場に電話をかけてくるのはいかがなものかと思っていたので、こんなブログを書いています。
アニメだしいいじゃんが通じない相手
どうして、アニメに整合性を求めるのでしょうか??
例えば、小磯健二君が解いた暗号は、普通に解こうと思ったらスーパーコンピューターで1兆年掛かるそうです。
だから、数分で暗算なんてありえないそうです。
別によくね??
そんなとこに整合性求めなくてよくね??
それを言ったら、アニメキャラのおっぱいの大きさも整合性が取れてないですからね?
また、はじめの一歩もあんなにパンチがクリーンヒットしたら死にますからね!
はじめの一歩で一番良くないのは、審判が全然試合を止めないことです。
すいません。
つい、アニメに整合性を求めてしまいました。
嫌いなひとは理由を探している
僕はサマーウォーズが好きです。
そして、サマーウォーズが嫌いな人が気がついてる「嫌いなポイント」も、全部知ってました。
それらを引き算しても好きなんです。
あなた方が嫌ってるポイントも含めて好きなんです。
そして、別に嫌いなポイントを、我慢して好きでいるわけじゃありません。
そういうもんだと受け入れてるんです。
嫌なポイントをさがして、嫌いになるのは簡単です。
逆に、嫌なポイントがあるのに好きでい続けるって大変なんです。
まとめ。好きってのは好きなだけじゃない
好きなこと、好きなもの、好きな人…
なんでもそうですが、好きで居続けるって結構難しいんです。
熱しやすくて冷めやすい、なんてよく言いますが、そりゃあそうです。
好きな人は、好きなところばかりじゃないから
探せばいくらでも、嫌なところが見えてきます。
その嫌なところを羅列して、嫌いっていうのもものすごく簡単です。
でも、好きな人は、その嫌いなポイントを分かつわたうえで
「まぁ、そういうもんだよね」
「ってか、そんなとこ気にする?」
となっているのです。
だから、恋人関係だったり、夫婦関係っていうのは、どこまで嫌いを許せるかにかかっています。
もし、幸せを共有することが愛ならば、愛の誓いなんて簡単です。
でも、現実は「いかに不幸を共有できる相手なのか」ということです。
あなたを幸せにしますじゃないんです。
僕と一緒に不幸になってくれますか?
が、本当の意味でのプロポーズではないでしょうか?
意味不明に聞こえるかもしれませんが、不幸を共有できるパートナーとめぐりあえることが、幸せなことなんだと僕は思うわけですよ。
では、最後に本日伝えたいことを一言だけ書きます。
サマーウォーズは面白いよ