【2025】ボジョレーヌーヴォーの解禁日は?歴代おもしろキャッチフレーズを解説!
今年もボジョレーヌーヴォーの季節がやってきました。
フランスでは、新酒の解禁日が「11月の第3木曜日」と定められています。

なので、毎年解禁日が異なるのです。
さて、今日はボジョレーヌーヴォーについて知っておいてもらいたい、3つのことをお伝えします。
それは、解禁日の秘密と、キャッチコピーと、ちんちんの話です。
この3つを理解したらボジョレーヌーヴォーマスターと言えます。
毎年、ボジョレーヌーヴォーの季節につい誰かに話したくなる内容です!
ボジョレーヌーヴォーの秘密①解禁日が1日早い!
そもそも、ボジョレーヌーヴォーって、なんで日本でこんなに盛り上がってるか知っていますか??

それは解禁日問題です。
ボジョレーヌーヴォーとは、その年のボジョレー地方で採れたブドウで作ったワインのことです。
ワインは何年も熟成させる製法と、フレッシュに作る製法があり、ボジョレーヌーヴォーに使われるブドウは熟成に向いていないのです。
なので、その年に「ブドウの出来」で味が決まるのです。
とはいえ、毎年盛り上がるのは、それだけが理由ではありません。
売り出していい解禁日は、世界で決まっていて、11月の第三木曜日なのです。
日本は、日付変更線の関係で、本場のボジョレー地方より1日早く解禁されるのです。
ここが、日本でボジョレーヌーヴォーブームになったキッカケです。
日本におけるボジョレーヌーヴォーの歴史
ボジョレーヌーヴォーは、1976年に日本に上陸して、1980年代のバブル期にブームとなりました。
あの頃は、インターネットなんてなかったので、物知りやウンチクを語れる人がもてはやされました。

そこで、このウンチクです。

ボジョレーヌーヴォーは、11月の第三木曜日に解禁されるんだ。
だから、日本のボジョレーヌーヴォー解禁日には価値があるんだ!
だって、地元のフランス人より先に飲めるんだからね!

博学ね!素敵!抱いて!!
バブル期は、このような流れになっていたのです(なってるわけない)。
今なら、AIが秒で答えてくれるのでなんの価値もない情報です。
ボジョレーヌーヴォーの秘密②キャッチコピーがおもしろい!
僕はワインが飲めないので、ボジョレーヌーヴォーの時期は別の楽しみ方をしています。

それは、毎年のキャッチコピーです。
ボジョレーヌーヴォーには、毎年2つのキャッチコピーが作られます。
一つ目は、現地のボジョレーワイン委員会によるブドウの評価をもとに、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表した公式見解を和訳したものです。
二つ目は、その情報をもとに日本のお酒のメーカー(主にサントリー)で、作られた販売用のキャッチコピーです。
この日本のキャッチコピーが、毎年誇張されてておもしろいのです。
2003年:110年ぶりの当たり年!
110年ぶりというのは、かなり大きく出てきましたねぇ…
2005年:2年で軽く超えてきた!
110年振りとか言ってたのに、2年で軽く超えてきたんですけど!!
2008年:公式が暴走した!
この年だけは、公式が暴走したのを、販売用のキャッチフレーズがなだめるという状況です。

公式がご乱心です。
2009年:すぐに50年振り!!
110年ぶりの出来が2003年で、それから6年後に「50年に1度」と言われても、計算がよくわかりません。
2010年:去年と同じ!
いやいやいや!

夏休みの「ひとこと日記」か!
行き詰ったら「昨日と同じ」と書く、ひとこと日記か!!
2011年:21世紀最高!
100年とか、50年とか使い過ぎて21世紀最高とか言い出した!
早くないですか?
元旦に「今年も残すところ、あと365日ですね」って言うようなもんじゃないですか??
あと、2021年から暴走します。
2021年:いちごやチェリー?

採れたてのいちごやチェリーに、そのままかじりつけばいいと思います。
ワインである必要ありますか?
販売用キャッチコピーが暴走をはじめます。
このキャッチコピーを聞いて、「ワインが飲みたい!」とはならないです。
2022年:ジャム??

ジャムを食えばよくないですか?
ワインである必要ありますか?
販売用キャッチコピーが、さらに暴走をはじめます。
このキャッチコピーはジャムのキャッチコピーだと思います。
2023年:もはや、ワインではない…
ですが、販売用のキャッチコピーは手をゆるめません。
公式が発表しなくても暴走は続けます。

ここ数年「イチゴ」の話してませんか?
ワインである必要ありますか?
2024年:果汁グミですか??
公式が何も出さないもんだから、やりたい放題です。
もはや、果汁グミのキャッチフレーズみたいになってます。
ワイン感が全然なくなりました。
まるで、ハライチの漫才のように最初のテーマを見失っています。
ボジョレーヌーヴォーの秘密③フランス語で乾杯とは…
ところで、フランス語で乾杯って何て言うか知ってますか??
ちなみに、乾杯は英語だと「チアーズ(Cheers)」です。
大学生語だと「ウェーイ!」です。
そして、フランス語で乾杯は「Santé!(サンテ!)」と言います。
また、グラスがぶつかる音から生まれた「Tchin-tchin!(チンチン!)」というカジュアルな表現もあります。
グラスをぶつけ合う時の音って「チンっ」って鳴りますよね。
これはフランスでも同じで「chin」って表現されます。
そして、フランスではワイングラスを2つ交わすので、chinが2つで、乾杯という意味になります。
これ、嘘みたいなホントの話ですが、フランス人は、ワインで乾杯の時に「ちんちん」って言うんです。

女性にとんでもない吹き出しをつけましたが、ご安心ください。

AIによる生成画像です。

すげぇ普通な感じで「ちんちん」って言うんです。
「君の瞳に乾杯」のノリで、「ちんちん」って言います。
まとめ
2025年のキャッチフレーズも気になりますね。
さぁ、夜も更けたので、ワインでも飲みましょうか?

君の瞳にちんちん!

