【手口解説】雑誌広告の怪しいパワーストーン詐欺!札束と女性の効果を徹底解説!

雑誌広告の怪しいパワーストーンって、気になりますよね?
いったい、誰が買うんだろうって!
僕は男なので、エロ本男性情報雑誌で、この様な札束と女性に囲まれたパワーストーンの広告を見たことがあります。
(↑↑昭和生まれの男性にとってはめちゃくちゃ有名な広告)
このパワーストーンは、購入するとギャンブルが当たりまくり、女性にモテモテになるという、クズの夢を具現化したような謎の広告です。
もちろん詐欺です。
でも、雑誌に広告を載せるには経費も掛かっています。
つまり、一定数儲かっているのです。

さらに、詐欺として立証されない狡猾な手口を使っています。
今日は、あなたに雑誌広告の怪しいパワーストーン詐欺の手口を解説します。
決して、札束風呂に女性と入れる内容じゃありません。
雑誌広告の怪しいパワーストーン詐欺の手口とは?
雑誌の怪しいパワーストーン広告は、怪しければ怪しいほど売り上げが上がる仕組みになっています。
あの札束と女性に囲まれた広告には、大な罠が仕掛けられています。
また、今は時代を変えて同様の手口が「SNS(主にTikTokとThreds」で横行しています。
媒体は変わっても、詐欺の基本構造は同じです。

ですから、身を護る意味でも詐欺の手口を学んでおきましょう!
詐欺の仕組みを理解すると、ものすごい合理的な仕掛けに関心すらしてしまいます。
結論を言うと、あの広告から普通の人は絶対に買わないのです。
実は、あの広告の目的は「普通の人を除外すること」にあるのです。
順を追って説明します!!
怪しい雑誌広告の目的①冷やかし客の排除
利益を上げるには、問い合わせが多ければいいわけではありません。
物を売る時に一番困るのは、冷やかし客です。
買う見込みが低い人からの問い合わせに、オペレーター(人件費)を掛けたくないのです。
この怪しいパワーストーン詐欺において、もっとも「買う見込みが低い人」とはマトモな人です。
マトモの人(買わない人)の問い合わせに捕まると、貴重な「絶対に買う人」を取りこぼしてしまうのです。
つまり、営業で最も大事な「買わない客を見極める」という作業が、あの怪しい広告の効果なのです。
怪しい雑誌広告の目的②パワーストーンが届いた後に電話をさせるため
あのパワーストーン詐欺についてですが、実に凄いロジックが組まれてるんですね。
まず注文すると、普通にモノが届きます。
でも、あれって一個数千円から1万円位なんですね。
では、あの雑誌に載せる広告費を捻出するにはいったい何個売れればいいのでしょうか?
おそらく、このブログを読んでいる人の中で、あの怪しいブレスレットを買ったことある人はいないでしょう。
なので、あの雑誌広告でそんなにたくさん売れるとは思えません。

実は、怪しいパワーストーンが届いた後が重要なんです。
パワーストーン詐欺には、このような手紙が入っているんです。
このパワーストーンは使い方を誤ると、高い効果は発生しません。
また、使用法を間違えると大いなる災いが降りかかる事もございます。
正しい使用方法はコチラにお電話ください。
090-××××-××××
あなたなら電話しますか?
しませんよね?
怪しい雑誌広告の目的③電話を掛けると除霊される!!
続いて、正しい使い方に電話をすると

不幸なことが続いていませんか?

はい・・・

それは呪いのせいです。除霊が必要です!

やっぱり!

除霊をするには、今なら…
と、言われ別料数十万円取られてしまうのです。
んな、アホな!!
と、思うでしょう??
でも、世の中には確率は低いですが、除霊に高いお金を払ってしまう人がいるんです。

ものすごい低い確率です!
では、どうやってそのような低い確率の客を探り当てるか?
それが、あの雑誌広告の怪しさなんです。
ここからは、逆転の発想をお伝えします。
【重要】怪しいパワーストーン詐欺師側になって考えてみよう!
さて、今あなたは買う側の視点でしか考えてないので、買うわけねーじゃんという発想になってますが、売る側の視点で見てみましょう。
つまり、この商品どうやって売るの問題ですね。
さて、ではパワーストーン(詐欺)を、どうやって成立させるかを説明します。
パワーストーン詐欺の発想①「誰に売るのか」設定が全然違う!
まず、ゴールの設定がそもそも違うのです。
詐欺師は、怪しいパワーストーンを売って儲けようなんて、これっぽっちも思っていないのです。
目的は「除霊代に数十万払うやつを探す」です。
そこで広告を怪しくすることで、こんな効果が生まれるのです。
まず怪しくても買う奴は次の3つのパターンに分けられます。
- ネタで買うヤツ
- ちょっとだけ信じてるヤツ
- わらにもすがる思いで買うヤツ
怪しくすることで、普通の客が買わなくなるのです。
あの怪しい広告のひとつめの目的は、マトモな人の排除です。

マトモの客は、除霊に数十万なんて絶対に払わないですよね?
また、マトモな人に買われてしまうと、通報されるリスクがあるので、詐欺師はなるべくマトモな人には買ってもらいたくないのです。
パワーストーン詐欺の発想②小銭は拾わない!
まず、パワーストーンを自宅に届けるという事は、購入者の「住所」と「電話番号」がわかるわけです。

つまり、詐欺師に個人情報を握られるということです!
その情報から自宅訪問や電話できるだろうが、先程の表の①ネタで買うやつにアプローチをかけてはいけません。
フザケた対応を取られたり、やばいやつのフリして遊んだり、それをSNSにアップして楽しんでしまいます。
そんなやつに時間を掛けては、売上が上がりません。
さらに、先程の表の②ちょっと信じてみようかなの人は難しいところです。
通常の営業で言えばゴリ押しと言う方法もありますが、パワーストーン詐欺の場合は摘発されるリスクがありますから押せばいいというものではありません。
そこで「あの手紙」が役に立つのです。
パワーストーン詐欺の発想③電話が鳴ったら大物確定!!
状況を想像してください。
あなたは今…電話の前にいます。

RRRRR…
はい!
鳴ったら電話の向こうには太客がいます。
あの手紙を見て電話してきたという事は、マトモな人フィルターを潜り抜け、「正しい使い方を教えます」と言う、とんでもなく怪しい手紙を信じて電話してきている人

確実に仕留められる太客です。
逃す手はありません。
一気に畳み掛けましょう。
霊媒師を紹介して決まりです。
そして、その霊媒師が絞れるだけ絞る係と言うわけです。
まともな人間なら、200%決まらないでしょう。
ですが、あの怪しすぎる広告の効果で、太客からしか電話が来ないのです。
かかってきた相手から、徹底的に搾り取るんです。
じゃなきゃ1個1万円程度の商品と怪しい広告で、広告費を捻出できるわけがありません。
すごいのが「商品はきちんと届く」からネタで買った人も消費者センターにクレームは入れないし、飽きて霊媒師までは辿り着かないのです。
雑誌広告の札束と女性のパワーストーン詐欺のまとめ
昔の営業でいえば、成約率は「分母を上げなきゃ、分子は上がらないだろう?とにかく数だ!」といっていました。
ですが、雑誌の怪しいパワーストーンの広告は、真逆の発想で「分母を減らせばいいじゃん」という一般人では思いつかないとんでもないロジックが組まれてるのです。
そうする事で電話番は一人か二人いれば十分なのです。
あとは紹介先の謎の霊媒師が、お金を搾り取てくれます(完璧です)。
これが、エロ本男性情報雑誌に隠された謎の広告の正体です。
あなたも、謎が溶けてスッキリしたところでしょうが、どうしてかめぴょんはこんなに詐欺に詳しいんだろう?という新たな謎が生まれましたね。
それは、企業秘密です。
ところで、最近あなたの周りに不幸なことばかり起きてませんか?

霊媒師紹介しましょうか?
それでは、今日はここでペンを置きます。