【極悪】ピーターパンの原作が怖い…悪事7選を伝えたい!

あなたは、ピーターパンって聞いたら、「純粋さを忘れない、永遠の少年の物語」みたいなポジティブな印象を持っていますよね?
やばいです。

ピーターパンの原作は、怖すぎて怖いです!!
#語彙力失うほど怖い
ピーターパンは、「子供の成長拒否」というテーマの物語です。
また、「ネバーランド」という子供だけの島を舞台にした冒険活劇にもなっています。
しかし、ディズニーアニメではなく、原作を知ると、超絶恐ろしい内容が隠されています。
僕は小さい頃に見たディズニーアニメのほうでさえ

あれ、なんかピーターパンって怖いなぁ…
って、違和感を感じていたことを思い出しました。
あなたも、そう感じませんでしたか?
それもそのはず、原作はえげつないほど怖い物語でした。
僕の中では、ピーターパンは極悪人です。
もう、善悪の価値観がくつがえられるほどの極悪人です。
それでは、ピーターパンの原作の怖さを思い知らせる解説をしていきます!
ピーターパンの原作が怖い!ピーターパンの悪事7選!
まずは、「ピーターパン」の原作は、イギリスの作家J.M.バリーによって書かれ、1904年に舞台劇として初演され、その後1911年に小説として出版されたものです。
ディズニーは、1953年に版権を取得し、アニメとしてアメリカで公開されました。
ディズニーアニメのピーターパンでは、ネバーランドは夢の島であり、子供の楽園として描かれています。
しかし
原作におけるネバーランドは、危険そのものです。
例えば、ピーターパンって、ネバーランドでは守護神と呼ばれ、「頼れるリーダー」っぽいじゃないですか?

(画像:ディズニー公式サイトより引用)

アニキ的な存在だと思ったら大間違い!
ピーターパンは、ネバーランドの支配者として君臨しています。
その恐怖の悪事7選をお届けします。
原作が怖い理由①ピーターパンがウェンデイをネバーランドに連れて行ったのは母親代わりにするため
ピーターパンは、「大人になんかなりたくない!」というウェンディ(青いドレスの娘)と、その兄弟のジョン・マイケルの3人をネバーランドにつれていくところから始まります。
ところで、ピーターパンはどうしてウェンディをネバーランドに連れていったか知っていますか?

(画像:ディズニー公式サイトより引用)
それは、「ネバーランドにいる子どもたちが、母親が欲しいっていってるんだ」という理由です。
これ、めちゃくちゃ怖くないですか?
勝手に、女性に「母親の役割を求める」のです。
結婚したら、どんなに具合が悪くても
- 俺のメシは?
- 俺の母さんは、風邪ひいたことない(具合悪くても家事をやらされている)
- 母さんが、「つわりは病気じゃない」って言ってたから大丈夫だよ。
- で、俺のメシは?(以降①に戻る)
という、無限ループにハマるのがパターンです。

ピーターパン怖いんですけど!!
ってか、世の中には結構ピーターパンっているんじゃないかと思いました。#モラハラ夫
原作が怖い理由②ピーターパンは誘拐犯である
ネバーランドには子供しかいないのは、なぜか知ってますか?
それは、ピーターパンが子供を誘拐してきているからです。
ネバーランドにいる子達は、ロストボーイと呼ばれていて「迷子」という意味です。
注目すべきは、原作では「ベビーカーから落ちてしまった子供」と書かれています。
つまり、子供が消えたという描写ですね。
シンプルに、ピーターパンが誘拐したのです。
子供だけの国であるネバーランドの住人は、誘拐してきた子供たちです。
それもあってか、ネバーランドの住人は「子どもの純粋さ」と言うよりは、大人がいないので粗暴です。
戦闘民族であるサイヤ人なみに粗暴です。
ピーターパン達のアジトはネバーランドのジャングルにある「首吊りの木」という場所です。

(東京ディズニーランドアトラクション:「ミッキーのフィルハーモニーマジック」より引用)
※今は「ロープ」は消えています。

なんちゅー場所をアジトにしてるんだ!
ネバーランドを見ると、やはり子供には適切な保護者が必要なんだということが伝えたいことなのではないでしょうか。
その粗暴な子たちが「お母さんが欲しい」って言ってきたので、今度はお母さん要員としてウェンデイを誘拐してきたってわけです。
なんて、身勝手なモラハラ野郎なんでしょう!
ちなみに、ピーターパン自身も親に捨てられ孤児院で育っているため、親の愛に飢えている子です。
原作が怖い理由③ピーターパン以外は成長する。成長したら処刑される。
ピーターパンは、不思議な力で12歳から成長しません。
永遠の子供です。
なお、現実世界では「何回言っても靴下を洗濯機に入れない男性」も、永遠の子供とかでかい子供と言われています。
さて、ネバーランドは、ピーターパンを含め全員子どもです。
でも、ピーターパン以外はもれなく成長します。
そうなんです。
ネバーランドにいる条件は「子供」であることです。
そのため、子供じゃなくなったらピーターパンは「約束を破った」と言って処刑します。
原作では「間引きした」と表現されています。
農村などで、育てられないと判断された子供を殺す風習
(参考:Weblioより引用)
ちなみに、処刑方法は、崖から落としてワニに食わせるのがメインです。

(画像:ディズニーシ―のアトラクションより引用)
このドクロ岩の下には、ワニがたくさんいます。
ここから突き落とすわけですね。
また、自分の手は汚さずに、ティンカーベルを使って子供を宙に浮かせてから、魔法を解いて地面に叩き落としたりします。
そうやって、子供だけの国を維持しているのです。
原作、怖いっ!
原作が怖い理由④残酷なほど「想い出」はすぐに忘れるピーターパン
ウェンデイは、「大人になる準備ができたの」といい、ネバーランドに別れを告げます。
子供の頃に、ピーターパンを見た時には「え?ウェンデイネバーランドに残らないの?裏切りじゃん!」くらい思っていました。
でも、大人になってこの映画を見ると、ずっと子供のピーターパンと、粗暴な仲間たちと靴下を洗濯機に入れない男を見て

あ、私、このままじゃいけない
と、思ったのでしょう。
日本語で言う、反面教師です。
子供で居続けるということは、何も学ばないということを伝えたい作品なのです。
そして、現実世界に戻ったあと、ウェンデイは普通に大人へと成長していきます。
それでも、たびたびピーターパンはウェンディの窓辺に訪れて近況報告をしてきます。

まるで元カレです!
ワンチャン狙ってる、元カレのような男なんです。
ただ、地元の友達や元カレのいいところは、過去の記憶を共有できる点ですよね。
懐かしさの共有って、楽しいですよね。
でも、ピーターパンは格が違います。
ウェンデイが地元に帰った1年後に

フック船長との戦いとか懐かしいわね

フック船長?誰だいそれ?

え?あなたが、戦ってくれた敵よ!
忘れたの?
とぼけているわけではありません。
本当に覚えていないんです。
そして、覚えていない理由が怖いんです。

殺したやつのことなんて、忘れちまうさ。
(原文ママ)
ピーターパンの原作、怖い!!
原作が怖い理由⑤自分のことを好きな「女は利用する」ピーターパン
ところで、あなたはホストクラブが好きですか?
不思議な話なんですが、嫉妬心が強い女性ほどホストクラブにハマるんですよ。
そういう目線で見たら、ティンカーベルはピーターパンにとって太客(ふときゃく)です。
ティンカーベルは、妖精の粉を使ってウェンデイ達に空飛ぶ力を与えます。
実は、妖精の粉は数に限りがある貴重品なのです。
効果は、粉を振りかけると「夢を信じる人に、空を飛ぶ力を与える」というものです。
なんと、ピーターパンは自力で飛行しているわけではなくて、ティンカーベルからの貢ぎもの(妖精の粉)で飛行していたのです。
また、惚れた弱みを握らているティンカーベルは、ピーターパン(ホスト)に言われるがままに、ウェンデイ達に貴重なの妖精の粉を振りかけて、ネバーランドまで飛べるようにします。
ここが大事なんですが、ティンカーベルはピーターパン(ホスト)に求められたから、粉を分けたのです。

いわば、貢いだわけです。
結果として、ウェンデイとピーターパンが仲良くなったことに対して、激しく嫉妬します。

(画像:ディズニー公式サイトより引用)
この気持ちは、激しく同情しちゃうよね!!
さらには、ティンカーベルは盲目的にピーターパン(ホスト)を好きになるので、前述したとおり、ピーターパンに言われるがまま貴重な粉を使って子供を叩き落としたりします。
そこまで尽くしに尽くしたティンカーベルに対して、ピーターパンが放った言葉が怖いのです。
ウェンデイが、フック船長を忘れているピーターパンに対して

ティンカーベルは覚えてる?

ティンカーベルってだれさ?

妖精よ!忘れたの?

妖精なんて、大ぜいいるんだもの。
きっと、その妖精は死んだんだろう。
(原文ママ)
僕は、後から知ったんですが、妖精の寿命って短いんですって。
そんな、短命なティンカーベルの心をもてあそんで、処刑のために貴重な粉を使わせたあげくに、「妖精なんて、大勢いるんだもの。」だなんて…

(画像:ハマカーン)
なんか、書いててピーターパンに怒りが湧いてきました。
原作が怖い理由⑥フック船長のうでピーターパン
フック船長って、腕がないんですよ。
それは、ピーターパンが切り落としてワニに食わせたからです。
フック船長は、片腕をフック型の義手をしているから「フック船長」ではありません。

(画像:ディズニー公式サイトより引用)
元々、海賊船「ジョリー・ロジャー号」に見習いで加入した時に、度胸試しの際に海に放り出されて、フックにつかまって助かったことから「フック」と呼ばれるようになりました。
ちなみに本名は「ジェームズ・バーソロミュー」という名前です。
フック船長は悪役で登場しますが、フック船長の腕を「時計ごと切り落としてワニに食わせた」のはピーターパンです。

とにかく、ワニに食わせるんですよ。
フック船長が執拗にピーターパンを狙ってくるのは、自分の腕を切り落としたからと言われています。
ですが、実はこれは説明不足です。
後述しますが、フック船長は12歳の頃(ジェームズ時代)にピーターパンに会っています。
その時も、ものすごいひどい仕打ちを受けています。
腕だけの恨みじゃないんです。
そして、ピーターパンは、ワニにフック船長の味を覚えさせて、ワニに追われるフック船長をケタケタ笑ってるんです。
もし、ピーターパンが大人になったら、僕は「因果応報」と書かれた「LACOSTEのポロシャツ」をプレゼントしようじゃないか。
原作が怖い理由⑦3代に渡り誘拐を繰り返す非道なピーターパン
ウェンデイは大人になったのですが、ピーターパンは度々ウェンデイのとこにやってきます。
しつこい元カレです。
そこで大人になったウェンデイは、ピーターパンにこう告げます。

私は大人になったのよ。
もう人の母になったの。
ネバーランドだったら崖から突き落としてワニの餌にしてやるところですが、ここでは治外法権なのでピーターパンもそれはできません。
そこでピーターパンは、ウェンデイに

大人になりたくないって言ってたじゃないか!
この嘘つきめ!
という捨てゼリフは吐いてきてます。
捨てゼリフをいって怒っていなくなるのは、モラハラ夫の常套句です。
フック船長やティンカーベルのことは忘れてるのに、ウェンデイの「大人になりたくない」というセリフはしっかり覚えているのです。
そして、それからピーターパンはウェンデイの前に現れなくなりました。
やはり、モラハラ系の人にははっきり伝えることが大切なんだということが伝わります。
しかし、それから不思議なことが起こります。
なんと、娘のジェインがそわそわしながらやたらと「ネバーランドの話」をし始めるようになったのです。
ウェンデイば思いました。

野郎、やりやがったな!
なんと、ピーターパンは娘のジェインにターゲットを変えたのです。
もちろん、ピーターパンのお願いは「ネバーランドの子どもたちのお母さんになってくれ」です。
ジェイン(娘)は、ウェンデイにこう言います。

彼にはお母さんという存在が必要なの!

わたしほど、そのことをよく知っている人はいないでしょう…
ああ、私も一緒にいけたらねえ…
妖精の粉は、「夢を信じる人に、空を飛ぶ力を与える」ものです。
ウェンデイは、酸いも甘いも嚙み分けて「男は決して変わらない」という現実を知っています。
結婚しようが、父親になろうが、靴下はそのままだし、お皿も洗いません。
ピーターパンに母親が必要なことも、モラハラ男と結婚すると地獄を見ることも、ウェンデイは知っているのです。
だから、彼女はもう飛べないのです。
繰り返しますが、ピーターパンは「夢を信じていて飛べる子どもを飛ばして、突然現実を突きつけて、飛べなくして地面に叩きつけて」処刑します。
ちなみに、原作では娘のジェインにも相手にされなかっただけでなく、孫のマーガレットも誘拐します。

ピーターパン、マジで怖いんだけど!!
【新解釈】フック船長の誤解を解きたい
フック船長は悪役ですが、ここまで読んでくれたなら、ピーターパンがどれほどの悪行三昧だったかがわかると思います。

そのうえでもう一度フック船長について、よく考えてみませんか?
フック船長は、ピーターパンに腕を切り落とされたから復讐の機会を狙っていたというのが通説です。
しかし、本当はピーターパンの悪事を知っていて、ロストボーイズ(処刑予備軍)の解放をしようとしているヒーローなのではないかと、僕は思うんです。
だって、ネバーランドに入れる唯一の大人ですから。
知られざるフック船長の悲しい過去
実は、フック船長の生まれは上流階級の貴族です。
名前は「ジェームズ・バーソロミュー」といいます。
めちゃくちゃ有名な学校に通う超エリートでしたが、12歳の時に母方の祖父に不幸があり、船で葬儀に向かっていました。
その際に、船は嵐に巻き込まれ両親は帰らぬ人になりました。
なんと、その船の中でピーター(のちのピーターパン)に出会っているのです。
出会いは最悪です。
相変わらずヤンチャなピーターは、突然

よう、相棒!一緒に「宝探しゲーム」をやろうぜ!

どんなゲームなんだ?

やればわかるさ!
まずは、お前の一番大切なものを差し出してくれ!
そうしたら、僕は100を数える!
そしたらゲームスタートだ!
しかたなく、ジェームズは「父にもらった懐中時計」を差し出しました。
このあと、ピーターは100数えました。
ジェームズが目を開けた時に、懐中時計を奪われたこと気がつくのです。

最悪じゃね!
その直後に、大嵐にあい船は真っ二つに…
ピーターは、妖精の粉を使ってネバーランドへ行きました。

相棒!お前もネバーランドへ行こうぜ!

両親が、船室にいるんだ!
お願いだ!助けてくれ!

親なんかどうでもいいだろ!
お前は本当に来ないのか?

親を見殺しにはできない!
頼む!その不思議な力で、両親を助けてくれ!
こうして、ピーターはジェームズ(フック船長)の懐中時計を返すことなく、全員見殺しにしてネバーランドへ向かいました。
その後、ジェームズの地獄が始まります。
家族の借金を押し付けられ、有名学校も優秀でありながら辞めさせられます。
そして、酒場でシェリーという美女に海賊にならないかと誘われるのです…
ずっと子供でいたいピーターパンとは対照的に、強制的に自立しなければいけなかったのがフック船長です。
強制的に大人になるのはツラいよね。そう、母親のように…
そして、物語はシェリー以外に、リエラという美女も登場して、恋愛バラエティショーみたいな三角関係になります。
そう!

だからフック船長は、恋愛に強いのです!
恋心とかわかんないピーターパンとは違い、巧みにティンカーベルの恋心を利用しました。
そこだけ見れば悪い奴ですが、恋心を理解できるほどに若い時に傷ついているのです!!
さらに、フック船長はネバーランドの正体を知っている男なのです。
おっと、それはネタバレになるので続きはコレで。
★5の最高評価の本です。


僕はこの本を読んで、このブログを書こうと思ったのです。
2024年に発売された、まだ新しい本です。
【結論】優しい人って傷だらけだよね
ところで、ジェームズ(フック船長)のように、環境が人を成長させるってことがあるんですよ。
それが、「母親」になることです。
男性の僕が言うのもなんですが、女性は母親になった瞬間、強制的に成長しなければいけません。
なぜなら、成長しなければ子供が死ぬからです。
そう、まるでフック船長のように、強制的に大人にならなければいけないのです。
しかし、男性は結婚しようが、父親になろうが、いつまでも子供のままなんです。
そして、パートナー(妻)に、母親を求めたりもします。#マザコンな
ピーターパンとフック船長の姿って、まるで夫婦みたいじゃないですか?
ピーターパンという作品が伝えたかったことって、「成長しない人(夫)と、成長しなけれないけなかった人(妻)」の物語なんじゃないでしょうか??
だから、最後にウェンディはこう言ったんですね!!
私、大人になる準備ができたの

ピーターパン深いぜ!!
僕が子供の頃に、ピーターパンが直感的に嫌いだった理由が、この年齢(43)になって、説明できてよかったです。
大人になってわかりましたが、優しい人って傷だらけですよね。
傷ついたからこそ、人に優しくなれるんですよね。
そんなことを感じた作品がピーターパンです。
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