【クズ】ジャックと豆の木はひどい!教訓は?何伝えたいのかを解説!

僕らは一体、ジャックと豆の木から何を教訓にすればいいのでしょうか?
よく思い出してください?
あのひどいクズストーリーから僕らは、何を学べばいいのでしょうか?
例えば、以下の童話には素敵な教訓が含まれています。

結論!
オオカミの扱いがヒドい!
さて、本日はオオカミよりひどいジャックが登場する、豆の木の話についてお話をしましょう。
最後まで読んだら、あなたはこの国は平和なんだなと思うはずです。
ジャックと豆の木のひどいあらすじ(教訓なし!)
説明不要かと思いますが、あなたも騙されたと思って、曇りなきまなこで見定めてみてください。
【教訓のないひどいあらすじ① 地上編】
ジャックと言う少年が母親に言われ、年老いた牛を売りに行きます。
ジャックは、道中におじいさんに声を掛けられ「不思議な豆」の話を聞きます。
そして、そのおじいさんに

その牛と、この豆を交換してあげよう
ジャックは、豆と牛を交換します。
なぜ、信じた!?
家に帰ったら母親は大激怒です。
そりゃあそうです。
わが子が、こんな「牛安・豆高(うしやす まめだか)」のひどい取引きをして帰ってきたのです。
母は「不思議な豆」を、窓から放り投げます。
次の日、驚くことに、天まで伸びる豆の木が育っています。
ジャックはの母親は、ジャックに登れと言います。
きっと、昨日の取引のことをまだ怒っているのでしょう。
2025年の建築業界では、足場からの落下事故を防ぐために色々な落下防止策をを取っています。

ジャックに「登れ」と指示をする、ジャックの母親ひどいですよね。

(罰として登らされるジャック)
【教訓のないひどいあらすじ② 天上界編】
遂にジャックは雲の上まで行き、大男が住んでいる家にたどり着きます。
そこでジャックは、大男の奥さんに出会います。
「大男は、人を食うバケモノ(オーガ)だから隠れなさい」
と言われます。

なんていい奥さんでしょう。
奥さんにかくまってもらいながら、大男が寝ている隙にジャックは「金貨と銀貨」を盗んで家に戻ります。

味をしめたジャックは、再度大男の家に忍び込み「金のたまごを産むニワトリ」を盗んで家に戻ります。
大男の奥さんは、どういう気持ちでジャックのことを見ていたのでしょうか?
何も知らすに、天上界にやってきてしまった少年をみつけて、かくまいました。
種族が違えど、子供を大切にしたいという優しい気持ちからの行動です。
しかし、ジャックは見事にその気持ちを裏切り財産を奪います。
大男から盗んだものは、かくまってくれた奥さんとの共有財産です。
(離婚時に半分もらえるやつ)

しかも、複数回も盗みに入ります!!
ひどい話です…
【教訓のないひどいあらすじ③追いかけられる編!】
更に、もう一度忍び込んで今度は「歌う竪琴(ハープ)」を盗みますが…
盗んでいる最中にハープが歌い出してしまい、遂に大男に見つかってしまいます。
ジャックは、必死に逃げます。
この時点で、盗んだ加害者(ジャック)と、盗まれた被害者(大男)です。
どちらが悪いかは、一目瞭然です。
そして、ジャックは逃げ切り、下界にたどり着きます(しっかりハープはもったまま)。
命からがら逃げ切ってきましが、巨大な豆の木には、まだ大男がいいます。
ここで、ジャックの母親がこう言います。

ジャック!
この斧で、豆の木を倒すのよ!

ジャックは、豆の木を倒壊させ大男をやっつけます。
そして、物語はこのように終わります。
金貨、銀貨、金のたまご等で裕福に暮らしましたとさ。
おしまい

全然、納得いかない!
【検証】ジャックと豆の木のひどい話から教訓を探そう!
大男って、ジャックに何か悪い事しましたか??
ひどいですよね?
大男が人を喰うのかしりませんが、それとジャックの泥棒癖は関係ありません。
あいつは人を食うらしい、だから金を盗んでも問題ない
そして、奥さんが不憫でなりません…
やさしさでかくまったのに、お金は盗まれるは、旦那はやっつけられるは…
ジャックと豆の木はひどすぎたのか、現在はマイルドなストーリーになっている
あなたが読んだことのあるジャックと豆の木は、どのバージョンかわかりませんが大筋が上記の内容かと思います。
しかし、ひどい内容ですよね?
ジャックと豆の木を漢字四文字に要約すると強盗殺人です。
ですが、最近の「ジャックと豆の木」では、豆の木を登っている最中に妖精に出会い

この上にいる大男の宝は、ジャック…
あなたの父親のものです。
そして、あなたのお父さんは大男に食わて死んだのです
ジャックは、考えます。
金貨銀貨は、もともと親父のものだったんだ‥‥
なぜ、信じた!?
豆の交換の時も、すぐにじじいを信じてしまいました。
なぜ、今出会った妖精の話を信じてしまうんでしょうか?
「父の財宝と死因」は、妖精よりも母親に確認すべきです。
まるで「息子さんが痴漢で逮捕されました。今日中に示談金を払えば相手方は訴えないと言っています。」と言う突然の電話を信じてATMに向かうのと同じです。
このように、妖精が特殊詐欺師みたいな感じだったのかもしれません。
また、上空のため空気が薄いせい(クライマーズハイ)で、非常に判断力が鈍っていた可能性もあります。
そして、ジャックは次のようなひどい結論に辿り着きます。
あの金貨とかは、親父のものだったのか…じゃあ…
親父のものは俺のもの、俺のものは俺のものだ!

ジャイアニズム!!
ジャックは、たちの悪いジャイアンなのです。
なんでも、自分の都合の良いように解釈します。
ジャックと豆の木には、教訓に関連する【ひどい続き】があった
時代に合わせ諸説マイルドになったとはいえ、大筋のストーリーが強盗殺人です。
僕らが、ここから何を教訓にすればいいのかは、やはりわかりません。
やれたからやり返すわけではなく、一方的に盗みを働いてバレたら殺すというストーリーです。
しかし
ジャックと豆の木には続きがあったのです。

よかった!
あんな終わり方じゃ、教訓も何もないもの!
そりゃ、あのまま裕福に暮らすという終わりなんてありえないですよね…
それでは、以下がジャックと豆の木の続きです。

納得いかなーい!!
続きが、全然納得いかないのです。
こんな教訓なら、このタイのCMの方がはるかに教訓になる。
人から奪ったものでは幸せになれないって、ジャック親子に言われたくはないのです。
これが、ジャックと豆の木の教訓だと言うのでしょうか?
【真相】「ジャックと豆の木」の本当の教訓とは?
僕は、ジャックと豆の木は、サイコパス童話だと紹介してきました。
しかし、ジャックと豆の木が描かれた時代背景というものを、まったく理解していませんでした。

そこで、ジャックと豆の木の教訓が知りたくて、キチンと調べました!
まず、ジャックと豆の木が書かれたのは1890年に43編からなる「イングランド民話集」の中におさめられた作品です。
そして、1890年代のイングランド(イギリス)では、「植民地問題」がありました。
世界では、強い国が領土拡大のため植民地支配が盛んに行われていたのです。
侵略によって取得した海外領土
それは、略奪や殺人がすぐ隣で起こる世界と言う事です。
治安の悪さもそうですが、皆が生きるのに必死な状態です。
あれ?

ジャックと豆の木じゃん!!
そうなんです。
実は、作者のジョセフ・ジェイコブス氏は、植民地支配をしている帝国主義に疑問を持っていた人物なのです。
僕らは、ジャックと豆の木から「他者から奪い取った富(植民地)では、幸福を得る事は出来ない」と言う事を読み解かなければいけなかったのです。
すなわち、ジャックと豆の木を、教訓のないひどいストーリーだと笑っていられることこそが、この国が平和な証拠なのです。
僕たちは、いい時代に生まれたと言う事を、ジャックと豆の木を読んで再確認しなければいけません。
というか、あんなにすごい豆の木なら、豆を売って生活すればいいじゃんと思ったのではここだけの話です。
今日は、ここでペンを置きます。
ニコニコ笑いながら読んでたら最後にちゃんとした考察まであってビックリしました…!!
特にお気に入りは「クライマーズハイ」の部分です♡笑