HOTLIMITの歌詞がやばい!奥の方まで乾く間もないほどの意味とは?
TMレボリューションのHOTLIMIT(ホットリミット)という曲ですが、歌詞がめちゃくちゃやばいんです。
1998年の曲で、斬新すぎる衣装が話題になりました。
また、今では「TMRごっこ」という、TMレボリューションのマネをするという遊びまで生まれています。
しかも、リリースから18年後の2016年に、公式からも専用のコスチュームが作られ、全国のドン・キホーテで手に入るという、お祭り騒ぎが起きました。
流行したのは、西川貴教さんの衣装が斬新だっただけではありません。
とにかく歌詞がやばいんです。
どのくらいヤバいかと言うと
やばすぎるくらいやばいんです!
夏を感じさせる勢いのあるメロディラインに、浅倉大介さん作曲のノリノリテンポな楽曲♪
あなたも、なんとなくエロい歌詞だなぁくらいだったと思います。
今回は、その歌詞のヤバいことと、そんな下世話な歌詞を全て美しく回収した伏線を説明します。
最後のたった一言に、作詞家魂をみました!
ホットリミットの歌詞がヤバいポイント3選!
曲の始まりはこうです。
YO!SAY!夏が胸を刺激する! ナマ足魅惑のマーメイド♫
最初は「YO!SAY!」と始まり、途中から妖精に切り替わっていきます。
コレだけでも作詞家の遊び心が垣間見れますね。
ナマ足魅惑のマーメイドということですが、「人魚、足ねぇじゃん」という野暮なツッコミはいれません。
もしかしたら、僕が知らないだけで、人魚の魚部分の刺身をツウの間では「ナマ足」と呼んでいるのかもしれません。
さて、それでは歌詞の解説と、この歌詞に秘められた2つの凄さを説明します。
まずは、ホットリミットのやばい歌詞の3つです。
- 出すとこ出してたわわになったら
- 出すもの出して素直になりたい
- 奥の方まで乾く間ないけど
なんて刺激的な歌詞でしょう。
こんなに刺激的な歌詞を、美しく歌い上げる西川貴教さんの歌唱力が半端ないことがわかります。
それでは、ひとつずつ解説していきます。
ホットリミットのやばい歌詞①出すとこ出してたわわになったら
歌詞に「たわわ」という聞き慣れない言葉がでてきます。
出すとこ出してたわわになったら♫
宝物(ほんもの)の恋は やれ 爽快!
たわわとは、造語でもなんでもなく、普通に日本語です。
たわむの擬態語です。
※出典「NHK放送文化研究所」
枝がたわむほど、果実が実る様をいいます。
ブドウやリンゴだと想像しやすいと思います。
しかし、どっかのタイミングで、誰かがオッパイの大きい(巨乳)の女性をみて
たわわに実った、2つの果実…
と、上手いこと言いやがったのです。
2024年でこんな表現を思いついたら、なんらかのハラスメントです。
実際に、月曜日のたわわという巨乳少女のイラストが、日経新聞の広告に載っただけで大炎上しました。
炎上理由は「痴漢を助長する」です。
騒いでる人たちの脳内がエロすぎるとしか思えない。
さて、上記の説明をまとめるとこうです。
出すとこ出して=オッパイ
たわわになったら=セクシーになったら
とりあえず、このワードはエロいオネェちゃんです。
ホットリミットのやばい歌詞②出すもの出して素直になりたい
出すもの出して素直になりたい♫
君と僕となら イッツ・オール・ライト!
Aメロの、出すとこ出してから、Bメロでは出すもの出してに変わっています。
「出すもの出して」というのは、誠意でもお金でもありません。
もしホットリミットが、カツアゲやオヤジ狩りがテーマの曲なら、「出すもの出して」はお金のことでしょう。
しかし、西川貴教さんは、そんな人じゃありません、
出すもの出しては、ズバリ射精のことです。
いやん
女性でも聞いたことあると思いますが、男性は射精後に賢者タイムという、太刀打ちできない虚無感に襲われます。
興奮状態が、一気に冷める現象です。
その冷めた状態は、まるで賢者のように静かな心理状況になるので、賢者タイムと呼ばれています。
ただ、これはネタとして使われる言葉で、生物学的には英語で「post coital tristesse(ポスト コイタル トリステス)」と呼ばれています。
日本では「射精後不応期」という学術名もあり、僕も決しておふざけで書いているわけではありません。
とはいえ、ホットリミットのこの歌詞は明らかに、男女の恋仲を描いているのは間違いありませ?。
このパートをまとめるとこうです。
出すもの出して=いやん
素直になったら=賢者タイム
キーワードは、シンプルにいやんな表現です。
それでは、最後にもっともやばい歌詞を説明します
ホットリミットのやばい歌詞③奥の方まで乾く間ないけど
コレはYahoo知恵袋などでも、質問がありますが明確な回答はなされていません。
ベストアンサーも「察してよ」みたいなものばかりです。
しかし、質問者は本当に意味がわからないのに、「どこまで教えていいものかw」みたいな含んだ返答もあります。
また、「心の奥まで乾かないように愛し合おう」というように、無理やり美しくとらえたりします。
ですが、あえて言おう
これは女性器のことです。
その理由を時代背景も含めて説明します。
1998年に、反町隆史さんがGTOというドラマにでていて、人気が絶好調でした。
反町隆史さんはミュージシャンとしても活躍していました。
その時に、HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMPという音楽トーク番組があったのです。
パーソナリティはダウンタウンで、その番組に反町隆史さんが出演した際に、松本人志さんに
モテすぎて、ち〇ちん乾く暇ないやろ!
と、イジられました。
当時、絶大な影響力のあったダウンタウンの松本人志さんの面白ワードです。
あの頃、思春期だった人は、みんな知っているパワーワードです。
そして、ホットリミットの歌詞のヤバいところは、それを女性に言い換えて使っているところです。
奥の方まで乾く間ないけど
(いやん)が、濡れて乾く間もないけど…
という、反町隆史さんの逆バージョンです。
逆反町です!!
※逆反町ってなんか響きがひわいですね。
これはダウンタウンのHEYHEYHEYと、ホットリミットのリリース時期が一致してることからも確証が高い推察です。
つまりこの歌詞を説明すると
奥の方まで乾く間ないけど
シンプルにエロい!
【補足】歌詞がヤバいのはダウンタウンの影響である
ホットリミットがリリースされた時は、ダウンタウンがお笑い界の天下を取りに行った時期です。
ですから、トレンドな歌詞であるホットリミットも多大なる影響を受けています。
ホットリミットには、こんな一節があります。
スキを見せたら、不意に耳に入る
サブいギャグなんかで、涼みたくない♫
「サブい」は、大阪や名古屋の方言で寒いの意味です。
西川貴教さんは、滋賀県(大阪と愛知県の中間)出身ですので、自然とサブいという言葉を使うのはわかります。
というか、そもそもギャグがすべることをさむいと表現したのは、なんと松本人志さんなのです。
また、すべるという言葉を全国区にしたのも松本人志さんです。
もともとギャグがウケない事は、すべるではなく外したと言っていました。
他にも、「絡みにくい」「罰ゲーム」「逆に」「ドヤ顔」など、今では普通に使われている言葉ですが、これらは元々は関西芸人用語でした。
それを全国的な言葉にしたのが松本人志さんです。
そして、その影響はホットリミットの歌詞にも多大なる影響を与えていたのです。
そして、西川貴教さんはトークは芸人並みに面白かったので、当時のミュージックトーク番組(HEYHEYHEYやうたばん)では、異色の存在でした。
【まとめ】ホットリミットの歌詞はやばいだけじゃないんだぞ!最後は美しく終わるんだぞ!
今回は、長々とホットリミットの歌詞がヤバいということを書きましたが、この歌詞にはものすごい秘密が隠されています。
その秘密をお話しします。
まずこのドエロな歌詞ですが、目線がかなり男の願望を捉えています。
夏だしテンションあげて恋しようぜ!みたいなノリですが、やたらと性にオープンなキーワードが盛り込まれています。
しかも、たわわ(巨乳)、出すもの出して(賢者タイム)、奥の方まで乾く間ないけど(たくさんしたい)という、「カレー」「ラーメン」「ハンバーグ」くらい、男子が好きなものがそろっています。
この男性の願望をむき出しにしても、西川貴教さんの歌唱力と中性的な魅力もあって最高の曲に仕上がっています。
僕が歌ったら、ただのエロキモ会社員です。
ですが、なんとこの歌詞を書いた方は井上秋緒という女性なんです。
やばいですよね?
女性が、賢者タイムのこととか書いてたんですよ!
完全に男性の心を手玉に取った歌詞ですよね。
僕は女性が作ったというのに、驚きを隠せませんでした。
こんなにも男心って見透かされてるんだと、ちょっと恥ずかしくなりました。
また、ホットリミットの前作である冬のエロい曲である、ホワイトブレスも同じく井上秋緒さんの作詞なんです。
なぜ最後だけ「鮮花」なのか?
ホットリミットの曲は、宝物(ほんもの)の恋をしませんか?というワードが出てきます。
ですが、最後だけ「宝物(ほんもの)の恋をしま鮮花(せんか)」と表現されています。
カラオケで歌ったときにアレってなる程度ですよね。
そして、鮮花と言う単語を調べても「美しい花」「鮮やかな花」としか出てきません。
歌詞と全く関係ないですし、意味がわからないですよね?
でも、ここに作詞家の魂を見たのです。
聞きなれない日本語ですし、鮮花にまつわる慣用句もありませんでした。
しかし、中国のことわざに「人送鮮花 手有余香」というものがあります。
なんて美しいことわざでしょうか!
ですが、色々と下心はあるものの、あなたを喜ばすことに、僕は喜を感じているということです。
…つまり愛ですよね。
「鮮花」という、たった2文字で、ずーっと男性目線の下心のような歌詞が、とてつもない素敵なラブソングに意味を変えた素晴らしい歌詞だと言えます。
やばいですよね!!
作詞者の「下世話な歌詞で終わらせるものか」という魂を感じますね!!
【オマケ】ダイスケ的にもオールオッケー
恋にかまけてお留守になるのもダイスケ的にもオールオッケー♪のダイスケは作曲担当の浅倉大介さんのことです。
ちなみに、作詞者の井上秋緒さんは、浅倉大介さんのaccessというバンド時代から作詞を担当している旧知の中です。
さて、おまけついでにホワイトブレスについても歌詞を深読みしているので、是非読んでみてください。