【感涙】back number「花束」歌詞の意味をクセツヨ考察!泣ける理由8選!!

back number(バックナンバー)の花束は、歌詞に実は深い深い意味があるんです。
花束が名曲と言われているのは、単に素敵な言葉の羅列や、素敵なメロディだから刺さるわけじゃありません。

そこには、キチンとしたロジック(論理)があるんです。
それは、音楽の法則を少しだけ無視して、映画のようなストーリー展開をいれるという、素晴らしい手法です。
その手法とは「曲の中で、同じ質問に別の答えを出す」というところです。
本来、名曲の歌詞には一貫性があります。
例えば、BAADの「君が好きだと叫びたい」は、「君が好きだと叫びたい」ということなのです。#進次郎構文
さて、それでは、バックナンバー花束の歌詞の意味を、クセツヨに考察していきます!!
バックナンバーの花束のクセツヨ考察8選!
ここに気がつけるのは、僕だけでないでしょうか??
花束の歌詞の意味① どう思う?これから二人でやっていけると思う?という質問が全てである
どう思う?これから2人でやっていけると思う?
歌詞は、彼女から彼に向けて問いかけるところから始まります。
花束の歌詞の意味は、この質問に全てが凝縮されています。
そして、男性はこう答えます。
んん、どうかな、でもとりあえずは一緒にいたいと思ってるけど

なんなんすか、この「でもとりあえずは」って?
彼女からしたら、考えられない誠実さですよね。
なんとなく付き合ってるんですか?
こんな、煮えきらない回答が来たら腹が立ちますよね。
ですが、キッチリこの「でもとりあえずは」の意味を回収してくるんですね、back number(バックナンバー)の清水依与吏(しみず いより)という男は…
花束の歌詞の意味② 「浮気しても言わないで」なんて彼女に言わせるな!
そうだね、だけどさ、最後は私がフラれると思うなぁ
彼女は不安なんです…。
この煮えきらない男の態度に不安を感じているんです。
そして、彼はこう答えます。
んんどうかな、でもとりあえずは、一緒にいてみようよ

煮えきらねぇ!!
どうかなじゃねぇだろ!
「君が好きだと叫びたい」くらいハッキリしろよ!
そして、彼女はこう言います
浮気しても言わないでよね
知らなければ悲しくならないでしょう
泣ける!
めっちゃいい女性ですよね!!
ってか、彼女になんてこと言わせるんだよ!!

不安なんですよ、彼女は不安なんです!
他の考察記事には、「バレなければ浮気していいよ」と捉えることもできるというのもありました。
バカ言ってんじゃねぇぞ!!
なんだ、そのご都合主義は?
冗談は、顔だけにしてもらいたい。
そういう意味ではなくて、あなたのことで「悲しみたくない」という彼女の心の自己防衛なんです。
信用ないな、僕は僕なりに真っ直ぐに君と向かい合いたいと思ってるよ

やっと言えたな!!このやろう!
花束の歌詞の意味③ 暗喩的に「これからもずっと好きだよ」と言っている
僕は何回だって、何十回だって
君と抱き合って手を繋いでキスをして
思い出す度ににやけてしまうような思い出を
君と作るのさ、そりゃケンカもするだろうけど
めちゃくちゃ誠実に彼女のこと思ってるじゃん!!
かなりピュアな感じじゃん!!
良いもん持ってんじゃん!!
「思い出すたびににやけてしまうような想い出を、君と作るのさ、そりゃケンカもするだろうけど」って、これからってことですよね。

今も好きだし、これからも好きだよって意味じゃないですか!!
書いてるこっちがニヤけてしまってるわ!!
なんでこんなに思ってるのに、伝えないんだよ!
伝わってないんだよ、あんたの思いは!
これだけ素敵な気持ちを持ってるんだから、伝えようよ!
彼女を不安にさせるなよ!
君が好きだって叫べるくらいの勢いが、あんたには必要なんだよ!
…僕は一体どうして、こんなに熱くなっているんでしょうか?
花束の歌詞の意味④感謝の気持ちを忘れない
ケンカもするだろうけど
それなら何回だって何十回だって
謝るし感謝の言葉もきっと忘れないから
ここには、国語的な美しさがあります。
「何回だって、何十回だって」という言い回しは、直前に「君と抱き合って手を繋いでキスをして」という言葉に対して使っています。
つまり、何回だって、何十回だってとは「愛情表現」であることを指しています。
「謝るし感謝の言葉も忘れない」ということが、二人にとって愛のある行為であることを表現しているのです。
「感謝の言葉も、きっと忘れないから」の、きっとというのが煮えきらない彼の保身的な特徴でもありますが、愛おしさすら感じてきました。
ごめん、ごめん、
ありがとう、ごめんくらいの
バランスになる危険性は少し高めだけど許してよ
わかってるって、彼女はとっくにあなたがそういう性格だっとことわかってるって

だから一緒にいるんでしょう?ちゃんと大切にしてあげなよ!
花束の歌詞の意味⑤ 彼女を愛しきる自信が彼にはない
今までの僕は、曲がったことばっかだった気がするんだよ
そうなんです。
彼が煮えきらないのは、自分に自信がないからなんです。
彼女は、煮えきらない彼の言動に不安を感じていましたが、彼も「彼女を愛しきる自信」がなかったんです。
だから、せめて君のとこには
まっすぐにまっすぐ走ってくよ
彼にも、色々と思うところがあったけど、彼女のことをまっすぐに考えることにしました。

今こそ、君が好きだと叫ぶんだ!!
大丈夫だよ、彼女はあなたのそういう弱さも含めて、あなたのことを好きになっているんだから。
カッコつけなくて良いから、とにかく「安心」させてあげて欲しいと感情移入してしまいました。
花束の歌詞の意味⑥どんな時というのは決して良い日だけではない
最後はサビの繰り返しですね。
ただし、ちょっとだけ違うところがあります。
君とならどんな朝も夜も夕方だって
笑い合って生きていけるんじゃないかと思うんだよ
ここも国語的に、非常に美しいです。
いつもって言えば良いのに「朝も夜も夕方だって」という言い回しです。
そして、「どんな朝も夜も夕方」とは、決して良い日だけではないということです。
どんなとは、「病める時も健やかなる時」も笑い合って生きていけると思っているということです。

僕が言いたいことわかるよね?
彼、彼女のことめっちゃ好きだってことです
花束の歌詞の意味⑦ 伏線回収!彼の出した答えとは?
花束の最大最高の仕掛けはラストです。
back number(バックナンバー)の花束は、音楽の構成上、ちょっと不思議な作りなんです。
通常は曲を作る時の基本構成は、【Aメロ→サビ→Bメロ→サビ→変調→Cメロ→ラストに大サビ】となります。
スピッツのチェリーや、サスケの青いベンチを思い出してもらえればわかりやすい構成です
サビというのは、「聞かせどころ」のことを言います。
なので、音楽と言うのはラストのサビを聞かせるために、AメロやBメロがあるのです。
しかし、花束はサビを聞かせるためと言う法則を無視します。
ラストの大サビを終えた後に、少しだけ続くんです(普通はありえない作曲法です)。
君とならどんな朝も夜も夕方だって
笑い合って生きていけるんじゃないかと思うんだよ
本来なら、ここで終わってもいいはずなんです。
ですが、最後に「最初の質問」をしてきます。
どう思う?これから2人でやっていけると思う?
初めの答えは「んんどうかな、でもとりあえずは」って煮え切らない回答でしたよね。
今回は、、、
んん、どうかな、でもとりあえずは
僕は君が好きだよ

煮えきったーー!
見事な伏線回収です
あんなにも煮え切らなかった「でもとりあえずは」が、でもとりあえずは僕は君が好きだよって、彼女の不安をしっかり払拭しました。
君が好きだと叫ばなくても、伝わりましたね。
こんなに美しい歌詞構成できるのは、清水依与吏(しみず いより)さんだけです!!
花束の歌詞の意味⑧「花束」の意味とは?
歌詞の中に、【ごめん、ごめん、ありがとう、ごめんくらいの】や【感謝の気持ちもきっと忘れないから】と言うように、彼は少し感謝を伝えるのが下手な描写があります。
意地悪に読み解くと、感謝を伝えない男のようにも見えますよね。
清水依与吏(しみず いより)さんは、そんなチンケな男じゃありません。
back number(バックナンバー)のすごいところは、ここです。
曲のタイトルが、花束であること

???
歌詞には、一度も「花束」という単語も、花に関する単語も描写もありません。
では、なぜタイトルが「花束」なのでしょうか?
花束の意味とは、「言葉にできない思いや、感謝を伝える」ということだからです。
不器用な彼は、歌詞でも感謝を伝えきれないんです。
なので、なんとタイトル自体が「感謝の気持ち」を補足する役割だったのです。

こんな仕掛け作れますか!?
【Q&A】back number(バックナンバー)の花束に関するよくある質問
back number(バックナンバー)の花束に関する、よくある質問と、かなりすごい豆知識をお伝えします!
質問①花束は何の主題歌ですか?
ドラマなどの主題歌ではありませんが、「COUT DOWN TV」のエンディングテーマでした。
質問②花束のMVに出ている女優は誰ですか?
スターダストプロモーションの「葵」さんという女優です。
ただ、現在スターダストプロモーションも退所され、公式ブログも閉鎖しているので芸能活動は中止しています。

とってもキレイな方ですよね
質問③花束には続きがあるって本当ですか??
本当です。
実は、この彼らが結婚したのちの話が、日曜日という曲なんです。

もしかしたら、花束よりも耳にしたことが多い曲かもしれませんね。
【注目】back numberの花束には、特別映画があった!
back numberと、ファッションブランド「LITHIUM HOMME/FEMME」が、コラボして「音楽×映画×ファッション」をモチーフに特別映画が作成されました。
短編映画『花束 feat. LITHIUM FEMME』がyoutubeに公開されています。

back numberの歌詞の魅力とリンクさせた、30分のラブストーリーです。
監督は、サカナクションや星野源さんのミュージック・ビデオを制作してきた山口保幸さんです。
ファッションブランドがコラボしているので、服がめっちゃオシャレすぎて、僕が生きてきた世界線と違い過ぎることを痛感します。
また、挿入歌には「日曜日」と、なんとback numberが好きな人なら、誰もが知っている隠れた名曲「西藤公園」が収録されています。
制作陣のback number愛が伝わってきます。
そして何より、花束が流れる「曲入れ」のタイミングが神がかっています。

キュン4にしました!
まとめ
素敵ですよね~
back number(バックナンバー)の、花束は本当に名曲です。

いや、神曲です!
もし、あなたがこういう「きゅんきゅんする恋愛話」が好きであれば、ひとつだけおススメの本があります。
それが、「喰う寝るふたり 住むふたり」です。

これは、マンガですが、同じ話が2回続きます。
男性目線と、女性目線が、それぞれ描かれています。
例えば男性パートで、「彼女がなぜ怒ったかわからない」と言う描写があったら、女性パートを読むと、彼のどんな言動で怒ったのかがわかるという、恋愛の答え合わせみたいなバイブル(聖書)的な本です。
僕のオススメキュンキュンマンガです。
今日はキュンキュンしながら、ペンを置きます。