【痛風】人魚姫の王子はひどいクズ確定!原作の怖い末路とディズニー版との違いを解説!

童話「人魚姫」の王子って、ひどいクズなんですよ。

知ってましたか?
ディズニー版じゃないですよ?
アンデルセンの原作「人魚姫(The Little Mermaid)」の王子です。
ディズニー版は、アリエルの自己実現をテーマで、王子と結ばれるハッピーエンドな物語です。
しかし
原作の王子がクズすぎてアリエナイです。
あなたも薄っすら気がついていたでしょう?
人魚姫の王子はアリエナイって。
原作は、人魚姫の恋が報われない悲しい物語です。

報われなさっぷりが怖いです。
これ本当に童話?ってくらい報われません。
人魚姫のあらすじ≪1分でわかる!≫
おさらいもかねてサクッとあらすじを確認しましょう!
人魚姫のあらすじ①人間助けちゃった
人魚姫は、6人姉妹です。
しかも、6人とも年子(としご)です。
海の底で暮らし、15歳になったら海の上を覗きに行っていいのです。
そして、人魚姫は15歳になり、ワックワクしながら海の外にでたのです。
そしたら大変!
大嵐です!!
船が難破(なんぱ)しているのを見つけて、人間のイケメン王子様を逆ナンパしたのです。
いや、助けて陸まで運んであげたのです。
そこで、恋に落ちました。
でも、ここで悲劇が起きます。
浜辺でぐったりしてる王子に、近くの修道院の娘が気づいてしまいました。
人間に見つかるわけにはいかないので、人魚姫は海に戻りました。
王子が気を取り戻した時に、この修道院の娘が助けてくれたと勘違いします。
さぁ、お気づきでしょうがこの修道院の娘が恋敵となります。
人魚姫のあらすじ②なんとか人間になる
人魚姫は、美しい声と引き換えに人間になるというエピソードは有名ですよね。

ここがディズニー版と、原作で大きな違いがあります。
ディズニー版(アリエル)が失うのは、声だけです。
人間の下半身になりますが、ダンスなんかしちゃって結構快適な感じです。
しかし!
人魚姫の原作は怖いです。
人間を好きになってしまったので、自分も人間になりたいと海の魔女に相談した結果、声を失う代わりに尾びれを人間の足にする薬があるといいました。
ですが、代償は声だけじゃありません。
もうひとつの代償とは、その足…
歩けないんです。
実は、歩けない足になるんです。
人魚姫のあらすじ③【衝撃!】人魚姫は痛風になった
魔女の薬は最悪です。
人間の足にはなれますが、歩けない足なのです。
キチンと絵本にも、その足は歩くたびにナイフでえぐられるような痛みが走ると書かれています。

(画像:ポプラ社「にんぎょひめ」より引用)

僕が、考えるにこの原因は間違いなく痛風です。
また、尿酸は「プリン体」と呼ばれる物質を、体内で分解したときに発生する老廃物です。
つまり、プリン体が多いものを摂取すると尿酸値は上がりやすくなるのです。
ですから、痛風の人はプリン体が多く含まれる「ビール」と「魚卵」を接種してはいけないと言われています。
※諸説あります

だから「プリン体ゼロ」というビールが販売されてたりします!
さて、問題は魚卵です。
人魚の下半身なんて、魚卵だらけです。
主成分が魚卵の下半身を、無理やり人間の形にしたもんだから、魚卵パワー(プリン体)で尿酸値が爆上がりして、痛風発作を引き起こしたのです。
僕はおじさんなので、痛風になった友人を何人も見てきています。
#僕はなったことない
彼らは決まってこう言います。

マジで痛くて歩けない
親指の付け根を、まるでナイフでえぐられたような痛みだよ
人魚姫と同じことを言うのです。
間違いなく、人魚姫は痛風の症状です。
ここからが王子のクズっぷり!〇選!!
がクズ 人魚姫の犠牲に無自覚
人魚姫は声と引き換えに人間になり、激しい痛み(痛風)と引き換えに歩くことが可能となりました。
しかも、意外と忘れられている設定ですが、王子に愛されなければ泡になって消えるのです。
だから、何がなんでも王子に選ばれなければいけないのです。
まるでバチェラーです!!
しかし、王子のクズっぷりはこの辺から発揮されます。
そんな重大な犠牲をまったく知らないので、当然ながら人魚姫に感謝も気遣いもありません。
まるで、命がけの出産をしたのに、退院初日に「俺の飯は?」っていうくらいクズっぷりです。
王子のクズ事例①恋愛感情を利用しているように見える
王子は、人魚姫のことをめちゃくちゃ気に入っています。
なので、足の悪い(痛風)の彼女を馬に乗せて色々なところに連れて行ってくれます。
そして、こんな事を言うのです。

僕は、あの嵐の日に助けてくれた人に恋をしている。
そして、君はその人に瓜二つなんだ。
と、好きなのか好きじゃないのか分からないようなことを言います。
俗に言う「友達以上、恋人未満」です。

あの嵐のとき助けたのは、私なんです!私!
と言いたくても声が出ないんです。
王子のクズ事例③妹のようだ
顔面が好みだという、人魚姫を恋人として扱うわけではなく、「妹みたいなもんだ」と言いながら自分の都合のいいように接してきます。
顔が好みで、口答えしない(話せない)女性なので、王子にとっては都合がいいのです。
この「妹みたいなもんだ」というのが、クズ男のパワーワードです。
クズ男は、怪しい関係の女性のことを必ず「アイツは、妹みたいなもんだから」と言います。
クズ男がいう妹みたいな女という時は、だいたいがキープです。
本命とうまくいかなかった時に、すぐに彼女候補に変わります。
男が「ただの友達だよ」って言うより、怪しいのが「妹みたいなもんだから」です。
これをいうやつは、だいたいクズです。
そして、それを象徴するような出来事が起きます。
王子のクズ事例④最終的に別の女性と結婚する
海難事故の時に、王子は二人の女性に助けられています。
人魚に助けてもらい、浜では修道院の娘に助けらています。
ただ、王子は自分を助けてくれたのは修道院の娘(シスター)だと思っています。
ここで、子供にはわかりにくい宗教的な心理描写があります。
それは、修道院の娘(シスター)は、結婚できないということです。
なので、シスター(本命)に似た顔で口答えをしない人魚姫を可愛がっていたのです。
シスターと人魚姫が、本当に似ていたのか、嵐の時の記憶が混同しているかはわかりません。
しかし
事態は急変します。
近隣国の王女様と、お見合いの話が来たのです。
お見合いに全く興味のなかった王子ですが、一目見た瞬間に態度が一変します…
その王女こそ、王子を助けたシスターだったのです。
シスターだと思い込んでいましたが、シスターではなく修道院に教養を学ぶために、一時的に修行に来ていただけだったのです。

インターンシップみたいなものだね!
王子のテンションは、爆上がりです。
人魚姫の尿酸値並みに爆上がりしました(痛風発作)。
諦めていたあの恋が、目の前にいるのです。

もう恋なんてしない!なんて言わないよ絶対!
という、わけのわからないことを言いはじめるテンションです。
本命の女性が結婚したいと、目の前に現れているのです。
王女も王女で、イケメンハイスペック(王子)なので逃すつもりはありません。
ですから、もう口は聞けない、足は悪い人魚姫なんて用済みです。

王子、クズすぎる!
今までは友達以上恋人未満で妹みたいと言っていたのに、「お前は、親しいけど恋愛対象ではないよ」とハッキリ伝えるようになります。
本命が現れたら、男なんてこんなもんなんですね。
王子のクズ事例⑤かわいそうな人魚姫に救いの手が!!クズっぷり女の横で別の女の名前を呼ぶ
こんなクズ男に騙されてると聞いたら黙っていないの人達がいます。
それが、5人の姉妹たちです。
クズ王子にもてあそばれた妹を放ってはおけません。
海の魔女に詰め寄り

あの子を人魚に戻す方法ないの?

お願い!私たちの妹なの!

あの娘を解き放て!あの子は人魚だぞ!
と、聞きます。
魔女もうっかり「黙れ!小僧!」と言いそうになりますが、次の手を提案します。
そうだねぇ、あるにはあるが、お前たちの美しい髪の毛をよこすんだ
そして、真っ赤なナイフをもらいます。
ここからがすごい、展開です。
・王子の胸にナイフを突き刺します。
・返り血を浴びれば人魚に戻れます。
※用法容量をお守りの上、ご使用ください

発想が、サイコパスです。
こんなこと思いついた、アンデルセンのサイコパスっぷりが発揮されてます。
そして、決断の時
人魚姫は、姉妹からもらった赤いナイフで、眠っている王子の胸を刺そうとします。
でも、王子の口から出てきたのは、新しい女の名前でした…
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そして、ここで魔女の条件が発動します。
王子からの愛を受けれなかったら泡になる…
バチェラールールの発動です!
ナイフで刺して人魚に戻るか、刺さずに泡になるか!

(画像:ポプラ社「にんぎょひめ」より引用)

まさかの、ふたりで寝ているところを襲撃!!
究極の選択ですが、人魚姫は刺さずに泡になりました。
足はナイフでえぐられたように痛いのに(痛風)!
なんと、赤いナイフは海に捨てたのです!
そして、物語は終わりました。
人魚姫の物語には≪続き≫があった!
ほとんどの人が知らないでしょうが、人魚姫は泡になったあとに風の精霊になってるのです。
風の精霊になり、涼しい風を送ったり、花の香を振りまいたりするんですって。
知ってましたか??
風の精霊となって人々に幸せを運んでいくという終わり方なのです。
でもね…

痛風って、「風がふいても痛い」から痛風って言うんですよ。
だから、風の精霊って、痛風のことなんじゃないかと僕は思うわけですよ。
そして、「ビールは泡がうまい!」といいますが、ビールは痛風時には絶対に飲んではいけないものです。
※プリン体がたくさん入ってるから
人魚姫は痛風になった挙句、最後は海の泡ではなく、痛風すぎてビールの泡になったのではないでしょうか?
※痛風すぎてってなに
【補足】原作とディズニー版の違いは?
アンデルセンの原作『人魚姫』と、ディズニーのアニメ映画『リトル・マーメイド』(1989年)の間には、ストーリー・テーマ・結末など、たくさんの違いがあります。
主な違いは、以下の表のとおりです!
項目 | 原作(アンデルセン) | ディズニー版 |
---|---|---|
失ったもの | 声を失い、痛風の足を得る (歩くたびにナイフで刺されるような激痛を伴う) | 声を失うが、足の痛みはなし (むしろ快適) |
王子の態度 | 人魚姫に親しみを持つが、常にキープちゃんのような態度 | アリエルに惹かれ、最終的に真実の愛を認める |
恋の行方 | 王子は他の女性と結婚し、人魚姫は泡(ビールの)になる | 王子とアリエルが結ばれ、ハッピーエンド |
結末 | 王子を殺せば自分は助かるが、それを拒み泡(ビールの)になる | 努力の末に報われ、父の理解も得られる |
人魚姫の死後 | 泡になった後、風の精霊になる。 | 死なずに人間になり、王子と結婚して幸せに暮らす |

ディズニー版は、ハッピーエンドです!
海の魔女アースラが闇落ちした理由とは?
原作の王子は、確かにクズですが、王子も彼女が嵐の日に助けてくれた人魚だと気付きようがありません。
ましてや人魚という存在すら知られていないのですから、その気持ちに気づくのは不可能です。
それに気がつけなんて、「前髪切ったのに、なんで気づかないの!」ってキレる思春期の女くらい自意識が過剰ですね。
ただ、王子の「自己中心的」「無神経」「いい感じにもてあそんで、本命ができたら捨てる」という点は、クズと呼ばざるを得ません。
ところで、この物語のキーマンになる、海の魔女でディズニー版では「アースラ」といいます。
本来は、醜い姿ですが「バネッサ」という美女に変身して、アリエルの恋路を翻弄します。
でも、アースラも最初から悪いヤツではなかったのです。
なぜ彼女が、こんな悪い魔女になったのか
そこには、家族に捨てられた過去と、育ての親を失った悲しみ…
そして「醜い自分」を受け入れてくれない弟の存在がありました。
「ディズニー公式作品」で、はじめて解き明かされる、海の魔女アースラの生い立ちがこちらに書かれています。
アースラが闇落ちした理由は、モテない人には共感しかないと思います。

共感した…
もし、よかったら読んでみてください。
